こんにちは。
いきなりなんですが、僕の行動方針の一つに、
「生き方・働き方について納得する部分を増やす」
があります。
ここ数か月はそれを重点的にやってきました。
ブログを書いていてるのも、その一環です。
で、いまさらなんですけど、
「そもそも、納得するって何?」
って疑問に思ったので、それを考えてみようと思います。
背筋を伸ばすと納得する?
きっかけは色々あります。
好きなブログでお腹の大切さを確認して、
そういえば納得のこと腑に落ちるというな~って思ったり。
そんな中で、最後の一押しはこちらの本の一節。
内容は「背筋を伸ばすと確信度が高くなる(やっている事に自信を持つようになる)」って感じです。
マドリッド自治州大学の心理学者ブリニョール博士らの実験データを紹介しましょう。
博士らは71人の大学生を募って、姿勢が自己評価に与える影響を調べました。
実験は至ってシンプルです。
学生たちにアンケートを採ります。
「将来仕事をするにあたって、自分の良いところと悪いところを書き出してください」と問うものです。
これを、背筋を伸ばして座った姿勢、あるいは、猫のように背中を丸めて座った姿勢で、それぞれ書き出してもらいました。
すると、背筋を伸ばした姿勢で書いた内容については、丸めた姿勢で書いた内容よりも、確信度が高いことが分かりました。
つまり、自分の書いたことについて、「確かにそう思う」と、より強く信じているわけです。
ちなみに、書かれる内容やリストアップされた項目数については、どちらの姿勢でも差がありませんでした。
つまり、姿勢を正すことは、自己評価の内容そのものではなく、自分の出した答案にどれほど自信を持てるかという度合いが変化するわけです。
出典:P143
(改行や太字はオリジナルと異なります)
面白い!
なら、背筋を伸ばすと納得できるのかもしれない。
だったら、背筋伸ばしていきたいな~
「後悔してはいけない」という思考のクセ
そこで浮かんだのが次の疑問。
- 納得したいと思っているけど、それは、確信度を高めたいということなの?
- 自分の行動に自信を持ちたいということなの?
- 納得ってどういうこと?
- それって、後悔しないための手段の1つなの?
「後悔」がいきなり出てきたように感じると思いますが、僕のなかで大きなテーマのようです。
最近、昔をよく振り返るようになって再確認したんですけど、
自分の中の最強レベルの思考グセに「後悔してはいけない」がありました。
きっかけは、父の「後悔だけはするな」って言葉です。
僕は中学時代に父をガンで亡くしていまして、自宅療養中の居間で言われたのを覚えています。
そして、ことあるごとに思い返してきました。
そこから、後悔しないためには「正解を選ばなくてはいけない」、
つまり、「間違ってはいけない」し「完壁じゃなくてはいけない」と考えるようになったんだと思います。
また、当時強い罪悪感を感じていて、そのため「何かしなくてはいけない」とも。
結果、完壁思考などの思考グセと相まって、どんどんハードルが高くなり、「世界を救うべきだ」的な考えを持つように。
(そんな価値観を周りに押し付けていた自分、恥ずかしい。。。)
それなのに、ADHD的な自分の特性。
- ミスや失言など失敗が多い。
- 決めたことができない。
- 飽き性で続かない。
- 達成できない。
そんな自分を責め、「自分はダメ」という価値観も強くなって行きました。
おそらく、父は僕のことを思って「後悔だけはするな」って伝えてくれたのだと思います。
しかし、当時は思春期で反抗期のまっさかり。
(というかまだ続いている気がする。。。)
その言葉の背景や想いを聴くことも、想像することもありませんでした。
悔やまれる。。。
今気づいてよかった!
人の話をしっかり聴こうと思えてよかった!
納得したいのは後悔してはいけないから。。。?
話を戻すと、
- 納得したいのはなぜ?
- 納得したいという想いは「後悔してはいけない」の裏返しなのか?
そのとおりだと思います。
自分は自信がないし、いつも迷っていて、これでいいのか?という不安を抱えています。
だから、納得して、それらの苦しさから楽になりたい。
そんな風に思うの自然じゃないですか?
だけど、なんだか違和感があります。
というか、もったいない気がします。
(この考え自体、「間違ってはいけない」というクセかもしれませんが、進めます。
楽になりたいことを責めているわけではないです!)
なぜって、自分の心がワクワクしないないからです。
窮屈な気がするからです。
後悔しないように納得したいってのは、楽しくない。
試験のためにテスト勉強させられている感じ。
もちろん、「後悔してはいけない」って考えはすごく有効でした。
- ミスしないように、見直すクセがついた(ミスが0になるわけではないけど)。
- 失敗しないように、仕組みを作るクセがついた。
- 納得することを重視するようになった。などなど
何よりよかったのは、納得したいとブログを書き始めるようになったこと。
そのおかげで、文章への苦手意識が減ったし、
こころの声を素直に聴けるようにもなりました。
「気づき、ためし、考え、納得し、伝える」、その楽しさを味わうことができました。
それが好きだと、こころから言えるようになりました。
今、一番好きなブログに出会えたのは、まさに「後悔だけはするな」という言葉のおかげ。
今まできちんと言えなかったけど、父さん本当にありがとう。
おかげで大切なことをたくさん学べた。
これからは、学んだことを活かして、おもいっきり好きなことをします。
後悔や正解にとらわれることなく、自分の楽しさや快適さを判断基準に、のびのびと素直に楽しみます。
それが、おそらく人のためにもなると思います。
もちろん、優先は自分。
そのうえで、人の役にも立てたら嬉しいなと。
納得することはブログを書くこと
話がずれまくったけど、僕の中で「納得するってことはブログを書くこと」。
そして、「気づき、ためし、考え、納得し、伝える」、その楽しさを味わうことだと思います。
今までの悲喜こもごもが、ぎゅーってつまっているのが「納得」なんだなぁ。
だから思い入れがあって、納得するのが好きなんだなぁ。
そんな自分に、今すごく納得しています。
ブログ書いていて本当によかった。
本当に本当にありがとう。
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