次のように思われることはありますか?
- 付箋などにメモして繰り返さないようにしているのに、
できない自分って駄目だなぁ。
- このままではマズいと思うけど、考えすぎて疲れてきた。
- 自分にもできる対策を教えてほしい!
誰にでも失敗はありますし、何度も繰り返していると考えすぎてしんどくなるのは当然です。
また、解決策がないと感じると、この先も変わらないのか?と辛いですよね。
さらに、今後も続くと人間関係や仕事に与える影響も大きくなります。
今日はおススメの解決策として付与法を紹介します。
付与法とは
見るだけ、使うだけで幸せな気分になるようなお気に入りのアイテムに
できるようになりたい行動や考え方を関連付け(付与して)、
楽しくラクに対策する方法
この方法は僕のオリジナルの方法で、心理学の教科書などに書いている方法ではないです。
しかし、何十年何百回と同じ失敗を繰り返してきた自分に効果があったものです。
たとえば僕が成功したアイテムは、
- きれいな万年筆
→マイナスな感情を書き出し、よかったことを見つけることができるようになった。
- 大好きな箒
→苦手な掃除をするようになり自信がついた。
- わくわくする眼鏡
→スキルアップの行動が増え成長、頼りがいがあるといわれた。
好きなものを見たり使ったりすることでストレス発散から始まる付与法、
しんどい方も始めやすいのでよろしければどうぞ!
先送り、予定をつめこみ過ぎ、ダメなところばかりみているなど「また同じ失敗を繰り返した」としんどくなる
振り返ってみると同じ失敗を繰り返してばかりいた人生だった気がします。
読んでいてしんどくなった方すみません。
今は幸いなことに、そう辛くないのでご安心ください。
今も失敗の繰り返しだよって言う方、
ラクになる方法を精いっぱい伝えますのでお許しください。
ちなみに、今だからこそ分かっている
僕の主な失敗パターンとして、
- 予定つめこんで疲れる、やりすぎる
- マイナス面をみすぎ、悲観的に予想しすぎ、不安になりすぎ
- 自分を責めすぎる
- 完璧にしようとしすぎる
- しなくてはというべき思考が強すぎる
- 先送りする
- ぐるぐる考えすぎる
- 相談できない
などがあります。
みなさんの中に、どれか当てはまる方がいらっしゃるのではないでしょうか?
いたとしたら、仲間みたいで嬉しいです。
また、僕の場合、そんな自分をダメだなぁと思って、余計落ち込み、
さらに失敗パターンが強くなるという悪循環でした。
次こうしようと思ったことを覚えていないし、覚えていてもしんどくてやれない
そんなふうに、同じ失敗を繰り返してしまう要因として、
- 失敗パターンに対して、次こうしようと思ったことを覚えていない
- 覚えていてもしんどくなってできない
があると思います。
仕方がないですよね。
人は忘れる生き物です。
特にADHDタイプの人だと、
やりたいことが沢山ですし、
脳内にいろんなアイディアがどんどん出てきます。
さらにミスも多くて問題も山積みで、やるべきことはどんどん増加。
そんなこんなで情報の波にのまれ、
自戒の言葉はどこかに漂流中で行方不明。
そんなことなんて当たり前です。
対策として、付箋に大事なことを書いたとしても、
付箋が行方不明になるし、
頑張って張り付いてくれてても、
いつの間にか風景になって、読まなくなって意味がなかったです。
目標にまとめて張り出しても、ほぼ同じ。
スマホのリマインダーのアプリに大事なことを登録したこともありました。
そして、毎日通知する設定をしてチェックしましたが、結果は同じでした。
というより、むしろ、悪化しました。
前述したように、すでにやりたいことややるべきことで
アップアップな状態なので、
やる気力もなかったり、先送りしてしまったりしました。
加えて、アプリは手軽にタスクを登録できるので、意識すべきことがどんどん増加。
できないことが増えたように感じとても辛かったです。
もちろん、これらの方法が合う方もいらっしゃるでしょうし、
僕でも続けられるように改善できると思います。
(例えば、増やす枚数を制限するとか、誰かとやるとか)
けれど、もう、改善することに疲れました。
そんな僕のような方に、おススメな方法が付与法です。
続いて、実際にどのように付与して、どんな嬉しいことが起こったか説明します。
付与法とは「大好きなお気に入りのアイテムに行動や考えを意味づけする方法」
付与法とは「大好きなお気に入りのアイテムに行動や考えを意味づけする方法」です。
たとえば、僕の好きな万年筆スーベレーン M405には
「あるがままで大丈夫だし、どんなことにも良い面があるから安心して大丈夫。それでも落ち込んだ時はよかったことを書き出してみる」
を思い出すようセットしています。
以前、落ち込んだ時には、悪いところを探して自分を責め、ひきこもったりして悪循環が働いていました。
ちなみに、どれくらい自分を責めているか数えたことがあります。
その際は30分程度100回に達しました。
しかし、この方法を使い始めてからは、
自分を責め始めた際によかったことを書き出す行動をとる確率が上がり、
実際によかった面がみつかり気持ちが少し楽になり、
悪循環がストップし好循環がまわりはじめました。
この万年筆を使って気持ちが楽になった回数は、数えているだけでも200回以上。
飽き性な自分がそんなにできているのがすごいと思います。
楽しくてラクな付与法の3大メリット
付与法は楽しくてラクです。
そのメリットを3つ紹介します。
メリット①思い出しやすい
ADHDタイプの方はえてして、モノをなくしやすいです。
やっぱり付箋も行方不明になります。
だから、付箋で大事なことを覚えておくのはリスクがあります。
でも、好きなものやお気に入りのものはなくしづらいですし(それでも無くすの辛い…)
無くしたとしても、探しだしたいので、見つかる確率があがります。
さらに、好きなものに関しては関連知識を覚えやすいです。
世界史のカタカナ名は覚えられなかったけれど、ゲームのカタカナ名や覚えられるってありますよね。
また、使っている時間や頻度も多いので、自然と思い出しやすくなります。
こんなふうに、好きなものに関連づけると、思い出しやすいです。
メリット②続けるのがラク!で、コスパがよくてお得!
思い出しやすいので、当然効果も出やすくなります。
そうすると、続けたくなりますよね。
また、付箋や目標、リマインダーアプリに書いた、○○しよう!は、前述のとおり辛くなりがちです。
書いたときはテンションが上がっていたり、リアルな危機感があったりするのですが、
その熱はたいてい続きません。
また、タスク管理ソフトや付箋は、すべきことが際限なく増えていくことが可能で、それを目にするとしんどくなります。
そんなときに、文字で○○しよう!といわれても、辛いです。
見ること自体がしんどくなっていきます。
けれど、お気に入りのものならば話は別。
見たら嬉しい、好きという気持ちが自然と湧いてきます。
見るのが苦ではないので、続けるのがラクです。
また、「○○しよう」もお気に入りのものに文字として書くわけではないですからプレッシャーになりづらいです。
しかも、色々セットしようとしても、ADHDの少ないワーキングメモリでは幸い覚えられないです。
というわけで、見ていても辛くなりにくく、心理的負担が少ないです。
さらに、付与なら維持する労力やお金はほぼいらないです。
付箋や紙に書きだすなら、剥がれたりよごれたりすると書きなおさないといけないですし、
僕のリマインダーアプリはサブスクリプションで月額600円ほどかかっていました。
付与法はそれらがいりません。
メリット③好きなものがより好きになる!
個人的には、3つ目のメリットがとてもうれしいです。
ただでさえ好きなもの
それが、付与することで、大切なことを思い出させてくれて、助けてくれる。
そう思うと、感謝の気持ちがわき、より好きになります。
さらに、付与したことを思い出し行動すると、結果的に何かを達成したり乗り越えたりすることになります。
そうすると、好きなものとの思い出が増えていき、より好きになります。
また、何を付与するか考えるとき商品に関する知識を調べたり、これまでのエピソードを思い出すことがあります。
すると、お気に入りなものの奥深さをしることになり、魅力が増します。
また、好きになると手入れも楽しくなるので、長持ちします。
結果的に上記の好きになる機会が増えます。
もう、今より素敵で楽しくなる未来しか見えません。
いかがでしょうか?
僕は書いているうちに、なんてすばらしいんだろうってさらに思ってきました。(笑)
でも、皆さんは、いろいろ疑問点や抵抗感があると思います。
疑問点や抵抗を感じるところは?
まず、誰がこの方法を考えたの?他の人はどんな評価しているの?
って思われるかもしれません。
大層な名前がついているんですけど、すみません。
どこかの権威のある先生が長年試した方法ではないですし、エビデンスがあるわけでもないです。
僕がやってみて上手くいったので、名前を勝手につけてたのしんでいる方法です。
できたら、みなさんで試して、結果をおしえていただけると、とってもありがたいです。
僕としても心理学などの勉強を続けて、理論的に説得力があるようにしたいと思います。
他にも、
覚えられるの?
好きな物なのに、マイナスな記憶を思い出してしまって、純粋に楽しめなくなるのでは?
といった疑問があると思います。
それに関しては、アイテムの目的や印象的なエピソード、購入時や使用時の成功体験に結びつけたりするとよいかもしれません。
また、ほどほどに好きなものから試してみるのもいいかもしれません。
関連付けや設定方法などに関しては、また詳しく記事にしたいと思います。
ただ、1ついえることは、
どんな設定にしようか?どんな効果があるとぴったりだろうか?と考えること自体、とっても楽しいということです。
好きなものとじっくり付き合っている気がして、いつもと違う満足感が得られます。
あれこれ考えているうちに、自然と楽しみながら、大事なことが頭や体にしみこんでいくかもれません。
付与大成功、お助けアイテム3選
続いては、僕が思う付与に大成功したアイテムを3つ紹介したいと思います。
詳細についてはまた別記事でお伝えしますので、今回は簡単です。
①万年筆
商品名:スーベレーン M405
設定:「あるがままで大丈夫だし、どんなことにも良い面があるから安心して大丈夫。それでも落ち込んだ時はよかったことを書き出してみる」
おススメポイント
持ち運びしやすいので、思い出す頻度が高い。
長く使えるのでより思い出が増えより好きになっていくという期待が持てる。
インクをいれるなど不便だとネガティブに捉える人もいるが、逆にそれがいいという人も多数いる。
主治医の先生はインク替えのタイミングで自身の仕事量の目安として、休憩されていた。
自分の場合も、インク替えがめんどうに思ったときは追い込まれているサインだと気づいた経験から、良い面があることに気づいた。
ロゴのペリカンは愛の象徴。無条件の肯定を連想させ安心するイメージが湧きやすい。
②眼鏡
眼鏡を使う方なら、ほぼいつでも一緒にいます。
使うときは常に視界に入っています。
そんなアイテムがお気に入りのもので、四六時中大切なことを思い出せてくれるなら、
その効果絶大!(と僕は感じます)
ブランド:MEE EYEWEAR
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設定:「いつも先延ばししているわけではないし、今さら遅いダメというわけではない。Never too late。今できることを1つやる」
おススメポイント:
ブランドのコンセプトが「世界の中心は私」
いずれは必要な老眼用メガネの訓練として、サポートレンズを入れた。つまり、先送りしなかった。
自分がかけているのは透明な眼鏡であって、色眼鏡ではないように、
いつも先延ばしするという自分に対する偏見(色眼鏡)をいったん外す。
すべては世界の中心である自分次第だから、今思考を選び、行動をはじめようと思えた。
③箒
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設定:「この先不安になるかもしれないけれど、好きになると続けることができるし自分を活かせば大丈夫。まずは掃除をしてスッキリしよう」
おススメポイント
詳しくは↓の記事をどうぞ
https://www.enjoy-the-life-of-adhd.com/entry/2018-01-04-205058
お気に入りのものに意味付けすると、楽しくてラク! ちょっと一息ついて、大好きなアイテムを愛でてみませんか?
お気に入りのアイテムに大事なことを意味付けすると、楽しくてラクによい方向に進んでいきます。
もしかすると皆さんも
つめこみすぎたり、いろいろ失敗つづきだったり、上手くいかい自分を責めたり。
そうだったら、つかれて当然ですよね。
ちょっと疲れたなぁという方は、
一息いれて、お気に入りの大好きなアイテムを愛でてみてはいかがでしょうか?
そして、もし余裕がでたら、ゆったり自分と対話してみてはいがでしょうか?
- 大事にしたいことはなんだろう?
- どんな方向に向かったら嬉しい?
- どんな助けがあると嬉しいかな?
- お気に入りのアイテムはどんな手助けをしてきてくれただろうか?
より素敵な毎日の手助けになったなら幸いです。
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